生理時に乳首が痛い時の原因と対策方法

月の周期(28日)に合わせて毎月やってくる生理。
男性にはわからないだろうけど、女性なら避けては通れないものですよね。
目次
生理時の乳頭痛は女性ホルモンが原因

こちらは生理の周期と女性ホルモン、基礎体温をまとめたグラフなんですが、見てみると生理前になるとプロゲステロン(黄体ホルモン)が増えていることがわかりますよね。
プロゲステロン・黄体ホルモンは乳腺を増やす
『乳腺が増えたからってなんで乳首が痛くなるのよ』
と思われるかもしれませんが乳腺が増えると実は脂肪も一緒に増えるという現象が起こるんです。
乳腺が増えて脂肪が増えると痛みがでてくるようになる
なぜかというと乳腺は赤ちゃんにあげるお乳を作る女性にとっては大切な組織なので、脂肪で守るというメカニズムが女性に備わっているからです。
なので生理前になると脂肪が増えるので多くの女性が生理前に胸が張るということを経験するんですよ。
そして胸が張ると痛みがでてくるようになり乳首部分が痛むという症状がでてくるようになるんです。
おっぱいの成長痛も基本的には同じ理由で起こる

女性なら思春期・成長期に胸に痛みを感じるという経験をした人がけっこういると思います(という私もです)
これも生理時の乳頭痛と原因は同じです。
成長時に急激に女性ホルモンが分泌されることで乳腺が増えたり大きくなったりしていくことが原因で起こるんですよ。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の働きの違い
エストロゲンは乳腺に働きかけて乳腺を大きくする効果を持ちます。
プロゲステロンは乳腺を新しく作る効果を持っています。
生理時の乳首の痛みを和らげる方法
生理時の乳首の痛みはここまでお話してきたとおり女性に備わった生理というメカニズムが原因で起こるので、全くなくすということはできません。
そんなことをしてしまうと妊娠できない身体になってしまったりバストが小さくなったりと女性にとってデメリットだといえるようなことがたくさん起こってしまうようになるからです。
でも、生理時の乳首の痛みを和らげるとっておきの方法なら存在しています。
乳頭痛を悪化させないには血行を悪化させないようにする
乳頭痛の原因となる乳腺の中には毛細血管と呼ばれる細い血管が張り巡らされています。
毛細血管内の血流が悪化すると乳首の痛みが悪化しやすいといわれていますので、以下のことに注意をして血流をよくするようにしてみてください。
- 姿勢を正しくする
- 胸を冷やさない
-
胸を締め付けるような服を着ない
この3つはどれも血流の改善に効果があるものとなっているので、ぜひ実践してみてくださいね。
女性ホルモンの分泌バランスを整える
このページの冒頭のほうで、乳頭痛の原因はプロゲステロンの分泌が原因だというお話をしましたよね。
乳頭痛を感じやすい女性はプロゲステロンが過剰に分泌されてしまっていることが原因で乳首が痛いと感じてしまうということが言われています。
なので普段から女性ホルモンのバランスを整える生活をして、女性ホルモンの過剰分泌を和らげることも乳頭痛の改善には効果的です。
女性ホルモンバランスを整える方法
食事からとった栄養が私たちの血となり肌となり、女性ホルモンにもなります。
あまり偏った食事ばかりをしてしまうと女性ホルモンのバランスが乱れてしまって乳頭痛が悪化する可能性がありますので、食事バランスに注意をするようにしてみてください。
またストレスにも注意が必要です。
あんまり知られていないんですが、自律神経をコントロールする部分は脳の視床下部というところに存在していて、視床下部は女性ホルモンのバランスをコントロールする役目をしてくれている器官なんですよ。
だから視床下部の働きがストレスで悪化してしまうと、女性ホルモンのバランスも同時に乱れてしまうということが起こってくるようになるんです。
これを防ぐために大切なのはストレスを発散することです。
あなたにあったストレス発散法を見つけて実践することが、女性ホルモンバランスを整えて乳頭痛の改善に役立つのでぜひ実践してみてくださいね。
<生理前のイライラも自律神経が原因>
生理前になるとイライラしてしまう人っていますよね。職場だとお局さんだと陰口を言われてしまいがちなんですが、これは女性ホルモンバランスが生理前に乱れることで、視床下部が同じくコントロールしてくれている自律神経の乱れが起こってしまうことが原因だと言われています。
ストレス発散・バランスの良い食事は生理前のイライラ改善にも効果があるのでオススメな方法なんですよ。
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